ほがしわ弁当づくり WS参加募集!

奈良だけのこと。
お正月のお雑煮に入っているお餅を引き上げて、甘いきな粉につけて食べること。
んー、抵抗感!
しかし先日食す機会があり初挑戦。雑煮の中でくたっとやわらかになって汁気をしっかりまとい、しょっぱい所からやってきた餅だからきな粉をまぶすとさらに甘さが際立ちました。
一回で二度美味しいということになりますが、デザートという訳でもなく、餅は必ず甘いきな粉に付けて食べてまたお雑煮にも戻るという。
その順番はちょっと…
そんな奈良にはここ田原地区にだけ伝わる農家弁当で、おやつ、軽食で、ティファン的なものがあります。郷土の食文化の代表、
「ほがしわ弁当」です。
なんとこの季節にしかできない!
葉っぱ包み弁当です。
これをぶらぶら持って農作業に行っていたそうです、この辺りは5月はとても農作業に忙しい季節なのです。

顔よりも大きな「朴の葉」を使って作る「ほがしわ弁当」を作るワークショップ、久しぶりに開催します!

緑が鮮やかな初夏の朴の葉を使い、温かいご飯を使って作る「ほがしわ弁当」

今よりほんの少し前の里山の農作業には欠かせないものでした。ここ田原はお茶の名産地。そんな農作業の休憩時間に、木の陰に座ってみんなでほおばる「ほがしわ弁当」は、それぞれの家庭でちょっとずつ作り方が異なり、「私の家はこう」「私の家はこれ」と、話にきっと花が咲いたことでしょう。

温かいご飯で蒸された葉っぱが爽やかで、里山の初夏の香りが楽しめます。

ワークショップでは大きな朴の葉を実際に採りに行くところからはじめます。

葉っぱを取ったらお店でみんなでワイワイお弁当作りをしてみましょう。

奈良の食の伝統を受け継ぐワークショップ、参加してみませんか。

参加お待ちしています。


【日程】2019年5月19日(日)

【時間】10時〜12時

※集合場所は県道80号線沿い「田原やま里市場」に集合となります。ご注意ください。

解散はvanamです。

【料金】1,200円(ほがしわ弁当3個付き)

※1個追加で作るごとに200円追加料金がかかります

【締切】5月16日(木)

【申込方法】メール、お電話、FBvanamのイベントに「参加」ボタンを押してください。その後メッセージをお送りしますので、メールアドレスを記載の上必ずご確認ください。

以下3年前のレポートから引用
by  K.S 

………………
茶農家の手弁当「ほがしわ弁当を作ろう」
「朴葉って見たことない」方に、
「これが朴葉ですよ〜」と取ってきたものをお出しすると、皆さま写真をパシャパシャ。
都会でなかなか見ないですよね〜!!
まずあらかじめ作っておいたものをお出しして召し上がっていただきましたが、「え、きな粉!?」
そうなんです、最初びっくりしますよね。ごはんにきな粉。きな粉、梅干し、じゃこ、ふきの佃煮。
それらが混然一体となり、なんとも複雑な風味を出します。そこに朴葉の香りがあるのがたまらないんです。
実際に作る体験は皆さまとても楽しそうでした!
思い思いに好きな具を乗せて包む、それだけなのになんか楽しい。
藁でなにかを結ぶなんて体験も普段しないので、最初は慣れない手つきだった方もいらっしゃいましたが皆さまとてもお上手に結ばれていました!
夕飯で食べていらっしゃるのかな?なんて考えています。
皆さまが「楽しかったです!」と言ってくださって本当によかったです。
今、伝えて残していきたいもの。
奈良の里山に細く長く伝わるほがしわ弁当をお伝えするきっかけがあって本当によかったです。

vanam

インドの家庭的な定食や食養生を考える店です 奈良市街からちょっと東へ 里山に密かに佇む 小さな食堂です